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2018年11月20日火曜日

骨を斜めに使う

 さて、前々回は、効率の良い運動のために、伸筋を上手に使うコツを書きました。今回は、骨の使い方です。

 人間の身体は、骨が関節でつながって構成されています。そして、骨には歩太さ、つまり「幅」があります。

・骨の対角線を意識する


 軽く屈伸(スクワット)をして、その感触を覚えておいて下さい。
 次に、ちょっとイメージします。「股関節の前と、膝の後ろを結んだ直線」と、「膝の後ろから、足首の前側を結ぶ線」を意識します。イラストに描いたオレンジ色のラインですね。
 この二つの直線を意識して屈伸すると、イメージする前よりも伸ばすのが軽くなったと感じませんか?

 骨の中心を通る線は、青のライン。オレンジのラインは、骨の中を通る対角線です。
 青とオレンジを比較すると、体重をかける場所が変わることで、大腿骨を短く使うことになり、また関節の曲がり角度が緩やかになるので、力が入りやすくなります。
 図ではわずかなようですが、この差は意外と大きいので、工夫すると楽しいです。

・治療にも役立つ、斜めづかい
 八起堂の治療では、患者さんの関節を大きく動かします。その時に、斜めのラインを意識して使うことで、患者さんの力とぶつかることが減ったり、関節の連動に影響を与えることができたりと、治療でも有効だったりします。
 興味のある方がいらしたときには、そんな説明もさせていただいてます。

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